Life is FIRE

40代で経済的独立を手に入れ、海外生活をもう一度手に入れるまでのあしあと

年率9%超の定期預金が可能 リスクを取れるならジョージアへの投資もありかも

 

1. 日本国内の定期預金中心のポートフォリオでは資産は増えない

今日は資産形成方法の一つとして、注目している海外投資について書きたいと思います。今、私は資産形成の中心を海外の外国株式を中心に考えています。

 

ただ、今回書くのは株式ではなく、定期預金についてです。

 

日本で定期預金というと1年定期預金を例にすると、ネットバンク(auじぶん銀行あおぞら銀行、など)の最高水準の銀行であっても0.2%という非常に低い状況です。

 

仮に100万円を預けたとしても、一年間に得られる金利は2,000円です。

 

現在は日本がこれだけ金融緩和政策をとって市場にお金を回し続けており、インフレ率も非常に低い中ですから、経済原理上、低金利にならざるを得ない、とは思うのですが一年預けて2,000円という話を聞くと萎えてしまいます。

 

リスクバランスをとった資産運用は大切な考え方ですが、日本の定期預金をポートフォリオの中心に組んでしまうと、過度にリスクを回避していると感じますし、これではいつまでたっても資産を増加させることは不可能です。 

 

 

2. 年率9%超の定期預金が可能なジョージアという国への投資の可能性

私は現在、ポートフォリオの組み方として、地理的には海外8割、国内(日本)2割程度で考えています。

 

海外投資の内訳について、現時点ではインデックスファンド、ETFを中心に考えています。

 

一方でさらにリスクを取る前提でジョージアの定期預金での運用も検討しており、既に口座開設の準備を進めています。

 

この国の銀行で口座を開設し、定期預金に預けると年率9%超という、日本では少し信じがたい金利を得ることができます。

 

私はどちらかというと保守的で美味しい話の裏には何かがある、というタイプです。

 

高い金利の構造、背景とそれが持つリスク、海外資産を持つという煩雑さなど、美味しい話ばかりではないことも踏まえた上でもリスクとリターンを理解し、それでもリスクを取るという志があれば資産の一定の割合を振り向ける価値はあるのではないかと考えています。

 

今回の記事はさわりしか書いていませんが、リスクとリターンの構造については改めて書きたいと思います。

 

ところで、皆さん、ジョージアといういきなりこれまであまり馴染みのない、人によっては見知らぬ単語が出てきましたが、ご存知ですか?

 

今回、口座の開設にあたって調査してみましたので、ここで少しジョージアについて紹介したいと思います。

 

3. ジョージアという日本人にとって未知な国の話

さて、ジョージアという国ですが日本人にとっては非常に馴染みの薄い国だと思います。

 

聞くところでは今、ジョージアは滞在許可や物価の安さからノマドの人々に評価され、定住地としての評価も高まっているということです。

 

ジョージアと呼ばれ出したのは割と最近の話で、2015年まではグルジアと呼ばれていました。もともとはソビエトの一部だったのですが、1991年に独立しています。

 

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(出典:Wikipedia

 

その歴史的な背景もあり、独立の後はロシアと対立が多く、例えば2008年にはロシアーグルジア戦争、紛争とも呼ぶべきかもしれませんが、軍事的な衝突も起きており、地政学的にも政治的にもロシアとの関係は投資を行う上でも気をつけなければいけないですね。

 

経済的には現在、EUに近づこうとしていて、実際に加盟交渉も行われていると思います。2016年からはEUとの自由貿易協定(FTA)が発効しています。

 

投資面からはこの傾向はジョージアの経済拡大と成長につながると思いますのでプラスです。実際に西欧州からの旅行者は増え、不動産投資も含めて活発みたいです。

 

コーカサス山脈の麓に位置し、黒海の東側に面しています。この辺りは地理的にもなかなかイメージしづらいと思います。

 

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(出典:ジョージア政府観光局HP)

 

もし、歴史小説の「坂の上の雲司馬遼太郎)」を読まれた人は知っているかもしれませんが、日露戦争で日本軍が戦った相手として書かれていたのが、これらの地名です。

 

陸軍はこの地に関係があるロシアの「コサック騎兵団」と戦って勝利し、海軍は黒海を本拠地とする「黒海艦隊」との戦闘の上、これを破るという歴史があります。意外なところにも日本との関係があるんですね。(少し、マニアックでごめんなさい)

 

新装版 坂の上の雲 (5) (文春文庫)

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首都は「トビリシ」という都市で人口は3.7百万人強(2014年時点)ということです。人口的には日本で言うとちょうど横浜(同じく3.7百万人、2020年時点)と同じですね。国の規模としてはそう大きくはない部類です。

 

 

国や経済の規模としてはそう多くない国ですが、先ほども書いたようにEUとの経済的なつながりをもとに経済、市場拡大を図ろうとしている意図はよく伝わってきます。その過程で外貨獲得も必要不可欠となり、これを獲得するためにも魅力的な金利政策が取られていることは自然に理解できるものです。

 

経済的な話は改めて記事を書きたいと思いますが、政治的、地政学的なリスクは認識した上で、なぜ、魅力的な金利政策がとられているのか。経済的な背景、ジョージアが目指す経済の方向性も理解した上で投資方針を決めると、無謀なリスクではなくなってくるはずです。

 

今日はこの辺にしておきます。