Life is FIRE

40代で経済的独立を手に入れ、海外生活をもう一度手に入れるまでのあしあと

ジョージアの通貨、ラリ(GEL)の話

1. ラリ?うーん、聞いたことないぞ

過去の記事でジョージアの銀行(Bank of Georgia)の定期預金口座を開いているという記事を書いてきました。

  

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この記事は4部構成になっていて、まだ全体は完成していないのですが、今日は一休みして、「定期預金金利をどう再運用するか」という点について書きたいと思います。

 

少し、気が早いかもしれませんが、楽しみなことも先に書いて勝手にモチベーションを上げようという試みです。

 

ジョージアの通貨は「ラリ(GEL)」という通貨です。記事の執筆時点では1ラリ=34円前後となっています。最も高い単位で100ラリのようですね。

 

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(出典:Wikipedia

ja.m.wikipedia.org

 

 

2. ラリ(GEL)のここ最近の為替の動き

ラリは新興国通貨と言っていいのかわかりませんが、一つ言えるのではドルやユーロと異なり、マイナー通貨です。そのため、為替リスクが高く、今後、適切なリスクコントロールのためには為替管理は外せないテーマです。

 

そこで、ここ5年間のラリー円の為替の推移を調べてみた結果が以下の図となります。

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(出典:Google

18年の後半までは1ラリ=45円程度で推移していたようですが、19年半ばにかけて40円前後となり、円高が進む結果となっていたようです。更に、20年3月ごろから一段と円高になって、現在の35円前後まで来ています。

 

今年に入ってからの円高は明らかにコロナウイルスの影響によるものでしょう。欧州の新興国通貨である、例えばハンガリーフォリントなども同じように3月、4月にかけて円高が進んでいました。

 

円だけではなく、ユーロに対しても非常に安くなっており(フォリント安/ユーロ高)、新興国市場から主要通貨市場に資金が流れていることが影響しているものと考えられます。

 

やはり、社会不安、環境が変動的な状況では安心できる通貨に資金が流入するのは投資家の心理的にも理解ができますね。

 

定期預金口座が開設されれば、日本口座(円)ラリ口座(Bank of Georgia)に資金移動からこのラリ安(円高)の状況では円からより多くのラリに両替できるため、今がいい時期といえばいい時期です。

 

 

3. 為替リスクがやっぱり心配

先の図をもう一度見てもらいたいのですが、ラリは17年の最高値(1ラリ=約47円)から現時点の34円と28%近く減少しています。

 

現在がコロナウイルスの影響という特殊要因が円高(ラリ安)の状況を生んでいるとしても、3年で3割近い変動があるというのはやはり、為替リスクは高いと言わざるを得ないでしょう。

 

為替リスクを考えながら、いくらを定期預金に回すかを考えなければいけません。それともう一つ、悩ましいのは利息収入をどう再運用するか?ということです。

 

Bank of Beorgiaの定期預金ではラリ、ドル、ユーロの3通貨(もしかしたら、ポンドもあるかも?)のマルチカレンシー口座となっており、運用通貨を選択できます。

 

次回の記事では実際にどの通貨で運用するのか、という視点で続きを書きたいと思います。